聖なる夜の奇跡~身分違いの恋~

でも、私が大介を好きになってしまうのに、10分もかからなかった。

話が面白く、社長の息子だなんてことを感じさせない人だった。



そして、私が惚れちゃった一番の理由。


「お前ってさぁ」

「ばかだろ!!」



初めて話すのに、ちょっと偉そうで・・・

でも、それが全然イヤミじゃなくって・・・


牛丼を食べながら、何度も私の頭を叩いた。



仕事の話は一切しないで、楽しい話をしてくれた。


好きになっちゃいけないとわかっているのに、もう止めることはできなかった。


< 11 / 47 >

この作品をシェア

pagetop