聖なる夜の奇跡~身分違いの恋~


窓から玄関を見ていた。



外車が会社の玄関に到着した。




いかにもお嬢様風な、真っ白の毛皮を身にまとった女性が車から降りた。



迎えたのは、大介だった。



朝着ていたスーツとは違うスーツ。




大介の隣で微笑む彼女。




とてもお似合いだった。


私は大介の隣を堂々と歩くことができない。



大介。

生まれ変わったら、今度は一緒になろうね。




ごめんね、

ありがとう。




こんな私と4年間も一緒にいてくれて、ありがとう。




一生忘れないよ。



ばいばい・・・



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