ー同級生ーガキなアイツに恋してる

冬の帰り道


今日も朝は楽しかったな…

そんなことを考えながらのんびりと歩く帰り道。
朝はそうでもないのだがなにせもう12月。
暖かい校舎から出てすぐなのでかなり寒い

今日は5限授業だったためいつもより歩くのは遅いけど

自分のペースでいられる帰り道も結構好きだ。
でもやっぱりこんな平和な時間は続かないみたいで

「お~い!
そこのちび!!」

家に帰ってから思いっきり遊ぶ私にとっての休憩とも言える
この時間はあいつの無駄に大きな呼び声でぶち壊された。


ちびで悪かったな!

といういつもの叫びすらでないほど完膚なきまでに。

そういや昨日OKしたんだったっけと思い出した時には
私の爪が河野の腕につきたっていた。



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