叶わない恋だから



「あー。これ、さっきの。」

それは、私の大切にしていたキーホルダーだった。



「あっ。これ!」

「ほら、大切にしとけ」

そんなことを言って廊下を歩き出す。



「…っ。ありがとう!」

「おう」

そんな会話をあなたはみていたんだね。



…ねぇ、こんなことしないでよっ…。
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