叶わない恋だから


「は?やだ」

拒否る先輩にたいして、ぷくっと頬を膨らませるわたし。


なんだこれ……。


「わかったよ、きてくる」

そう言って、部屋に行く先輩。



やったぁぁぁ!!っと心の中で叫んだ。



そして、10分後ーー。



「ほらよ」


ブレザーで、きちんとしたネクタイをつけている先輩。



私は、ぴょんぴょんはねてると、先輩に抱きしめられた。


「えっ…?」

ドサっとなって、目の前には先輩と天井。


「パンツ見えてるから」

そう言われ、顔が赤くなる。


「はぁっ…\\\\」


「つーか、俺も男なの。理性ぶっ飛ばすよーなことすんなよ」

そう言って、私にキスをする。


「んんっ…ふぁっ…」

これ、いつものキスじゃない…


くるしっ…


「くる…しっ…」

「なぁ、知ってた?キスするとき口開けると舌はいるの」

そう言われ、顔がどんどん赤くなる。

「…んぁっ…ふぁっ…」

変な声が出る。



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