届くはずのない想い【改訂版完結】
やっぱり、あれは忘れていた。


もちろんわたしだって。


なかったことのように、毎日を平和に過ごしていた。


普通に颯汰とは話してたし、それを見てバスケ部がからかう訳でもなく。


だからわたしは安心しきっていた。


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