Revive

誕生日




夢野の誕生日と聞いて僕は驚いた。
夢野はそんなこと一言も言ってなかった。

「あ、あの急に言われても・・僕はどうすれば・・・」

僕がそう言うと、

「だから君はサプライズゲストとして登場してくれれば良いんだよ。
今日はこれから類と会ってあの店に行く予定なんだ。
1度空野君と一緒に行ったあの店さ。
そこでパーティーする。
俺の仲間も何人か呼んでるんだ。
空野君が来てくれればあいつも喜ぶと思うんだけど・・・。」

僕は夢野のことを考え、そしてしばらくしてから
「わかりました」と返事をした。

「じゃ、僕の仲間の1人を空野君の所に車で向かわせる。
桐島って奴だ。その待ち合わせ場所を決めよう。」

待ち合わせ場所を決め、僕は新一さんとの電話を切った。

サプライズ・・・

新一さんはきっと急に思い付いたのだろう。
僕はそう思いながら待ち合わせ場所に向かった。



< 49 / 82 >

この作品をシェア

pagetop