【完】宝探し―世界で一番愛しい人は―

マヒロくんとナナセさん





【七瀬さん目線】



*





私とヒロちゃんは

その頃中学二年生だった。


「お前らー、遊ばないで早く帰れよー」


毎月一回の職員会議

その日だけは部活なしの特別な日だった。

皆が浮き足だって
さよならの挨拶が終わるとわっと盛り上がる。


「カラオケいく人ー!」


「あ、いいじゃん!いくいく」


「私もー!」


そんな話題で盛り上がっている教室。

カラオケ、行きたくないわけではないけれど


「七瀬さんもいこうよ!七瀬さん歌うまいから盛り上がるし!」


発案者であるおちゃらけなクラスメイトの男の子がそういって誘ってくれた。

私は笑いながら首をふった。
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