コンビニ砦の戦い(仮題)
襲撃と三川君

三川君は歩き始めて少しずつだが、距離を伸ばしていった。


しかし、痩せて来ているようには見えなかったし本人は仕方なくやっているようだった。


ここでの生活のリズムは特に変わらなかった。


変わったとしたら、食べ物をなるべく川からの魚や山からの山菜にしていっている事と皆が体力作りをやり始めた事だろう。


井上ちゃんはすっかり痩せて樋口さんと危険から身を守るトレーニングも行うようになっていた。


こと美ちゃんもそのチームに入っていた。


こと美ちゃんは、少し大人びて来た感じがした。



僕は山本さんと格闘技のトレーニングも行うが、山本さんは厳しかった。



山本さんは柔道と空手の有段者だったが、何より心構えを何度も繰り返し教えられた。


一つ目はクールであれと言われた。喧嘩をする時でも何処か自分自身を俯瞰で見るようにクールでいろと言うのだ。


そうすれば、ヤバイ状況でも乗り越える事を考えられると言うのだ。


二つ目は本能に従えと言われた。クールであれと逆のようだが、生き延びようとする本能に従いながらクールでいなくてはいけないらしい。


< 107 / 226 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop