コンビニ砦の戦い(仮題)

僕はこれは、とりあえず山本さんに相談しようと思った。


血がベットリと付いているし、いきなり皆に見せる気になれなかったからだ。


ふと下を見るとキーが落ちていた。


人気漫画のキャラクターと一緒になってキーが付いている。


慌てて降りる時に落としたのだろう。


僕は恐る恐るキー差し込みゆっくり回した。

ブーンとエンジンが掛かった。


燃料計を見ると三分の二は軽く越えて入っている。


これは、何かに使えるぞと思うと直ぐにエンジンを切り山本さんを呼びに行った。


山本さんは僕の説明を聞いて驚いているようだ。


車を見て車が走ってきた跡を歩いた。


「向こうの街に抜けられるのかも知れないな。しかしドアが空いてたら中の電気がついてバッテリーが上がってただろう。

逃げようとしたのに何故かしめたんだな。ラッキーだな。

パニックになると人間のする事は分かんないな。

確か樋口さんの車にも燃料が、残ってるだろう。

向こうに降りれそうならそれを入れよう。

しかし、通れなくなってるかもな。」


そう言うと二人で血を拭いた。


完全には取れなかったが少しはマシになった。


僕は車を見つけて嬉しくなっていたがコンビニの前の道も崩れていたし通れなくなってる可能性は高かった。


有頂天になりかけた自分が馬鹿に思えた。


「通れなくなっててもこれは役にたつぞ。」


そう言うと山本さんは僕の肩を叩いた。




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