コンビニ砦の戦い(仮題)

ぐいっと道路の上に引き上げられた。


僕は道路に寝転がり泣きそうになっていた。


山本さんが良くやったなと褒めてくれた。


僕は腕が痺れながらも泣き笑いした。


井上ちゃんが向こう側から大丈夫!?と聞いてきたので大丈夫だよと答えた。


山本さんと座り込み煙草を一服した。



いよいよ業務用トラックに行くが果たして運転手はと思うと気が重くなった。



山本さんと二人で立ち上がり業務用トラックに向かった。


「しかし、井上さんは、良い子になったな。内田君に気があるのかもな。」


山本さんがこういう時に笑いながら言った。


「やめて下さいよ。」


「いや、良いじゃないか?セックスと愛は別物だぞ。女がデザートは別腹と言うのと同じだ。」


僕は山本さんのえらの張ったゴツい顔を横目で見て無視をした。


言い返すとまた何か言われるからだ。



それより業務用トラックがどうなっているのかが気掛かりだった。


業務用トラックは山側に突っ込んでいて前が潰れ硝子も割れて運転席も開いたままだった。

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