LOVE or DIE *恋愛短編集*
もしあの湖が

山が

空が

空気が

全てが


あの時のように

黄金色に輝かなくても


あの景色がキラキラで温かかったのが

隣にいた、あなたのおかげだったとしても


あの景色を思い出す、その瞬間に

私はあなたではなく

私の新しい家族の事を、想いたいのです。


人生で一番愛したあなたを

ようやく二番目にすることが、出来そうです。


あなたのいない景色の中で

私は前を向いて、歩いています。






*fin*


(執筆2014/01/06)
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