甘い夜の過ごし方~小悪魔なアイツ~



「どんな内容か少し覚えてる?」


手に持っていた資料をデスクの上に置き今にも爆発しそうな田中君を見つめた。


どうやら田中君は、電話の横に置いているメモ用紙を使って書いたらしい。


どこにでもあるような白いメモ用紙。


きっと佐々木部長も忙しくてゴミだと思って捨てたのかもしれない。


そう思った私は部署にある全てのゴミ箱の中を田中君と探すことにした。
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