甘い夜の過ごし方~小悪魔なアイツ~
『他社が新しい下着を今月発表するらしい。その前に役員達も出したいのだろう?
私は、少し早いのではと踏ん張ったのだが・・・役に立たず、すまなかった。
それと城崎くんは、その道のプロだから彼と組んで急ピッチで頼むよ』
突然のプレゼン期間までの短縮。
今日あたりにサンプルが上がってくるのが分かっていても1週間も短縮されると練るに練れない。
城崎くんと組んでって・・・元々彼が手伝ってくれたデザイン。
・・・やるせない。
手に持っていた受話器を置き、城崎くんの方に視線を向けた。