甘い夜の過ごし方~小悪魔なアイツ~
③選択

ありきたりな日常




「悪かった」



おでん屋に来て熱燗を飲んでいると、そう言われ手に持っていたグラスをカウンターに置いた。



何となく分かってた。



でも城崎くんのお付き合いしている女性の悪口を言いたくなかったし最後に下着を確かめなかった自分が悪かったのだから。



「気にしてない」


城崎くんは、軽いため息を吐き目の前にある豆腐を食べた。


「強いんだな」


・・・強いか


< 223 / 304 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop