甘い夜の過ごし方~小悪魔なアイツ~



「ば、ばか・・・待ってたんだから峻じゃなくちゃダメなの」


「やった!やっと言わせてやった」


何のこと?


「大分前、綾に言ってだろ?オレじゃないとダメだって絶対言わせてやるって」


あ・・・そう言えば。


「綾...俺の分身先に出来ちゃったけど、後とか先関係ないよな?結婚してくれ」


峻は、立っている私を座らせると私の前に膝をつき、そう言って私の手の平にキスを落とした。


「・・・返事は?」


「峻お帰り愛してるよ...こんな私だけど結婚してください」


座りながら峻を見つめ涙をこぼした。



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