夜の王様
プロローグ
親の愛を知らない。


けど、そんなの苦にならなかった。


だって私には皆がいたから。


皆のために私ができること。


それは、お金を稼ぐこと。


足りない。


全然足りない。


だから自分を利用した。


そんな矢先に出逢ってしまった人。


"夜の王様"。


この時から、私の中の何かが……


少しずつ変わり始めた。


< 1 / 37 >

この作品をシェア

pagetop