あたしだけの王子様
「・・・・・す、すきやから!
むらぎしさんのこと・・・・。」
「・・・・・・・」
「だから、緊張してもーて
もー心臓バックバク//」
ハハッ
と笑いながらクレープを頬張る西森君
「・・・・いやいや!
『ハハッ』やないで。
なにを急に暴露しちゃってんの?
ビックリするやん。
なんで?今日初めて話したとこやん。
あたしのことバカにしてんの?w
もー笑えてくるw
ブサイクやから?
もしかして賭けとかしちゃってる感じ?w
いややなー、あたし、
急に告白とかされたことないから
そんなん言われたら
初めて話した日でもドキドキしちゃう。
あかんよ、なんとも思ってない人に
そんなこと言うたら。」
自分で言っててだんだん悲しくなってきて
徐々に頭が下へと下がっていった。
「バカにしてないし!
ブサイクやとも思ってない!
むしろ、・・・・可愛いし。
賭けなんかしゃーへんし。
好きって言葉、信じてほしい。
・・・・むらぎしさんこそ・・・・
ドキドキするなんか言うたら
俺・・・・・・期待してまう。」