生きている証ーそれでも貴方をー
・・・ーーーーーーーーーー1年前

私は歌が好きで中庭でよく歌ってたんだ。

歌だけは裏切らない気がした。


~♪~~♪~~

木の影からこっちを見てる女の子がいた。

『おいで?』

無表情な私と声が合ってなかったのかびくりとしながら来た可愛い女の子。


それが沙紀ちゃん。

『お姉ちゃんはね、結雨って言うんだ。
よろしくね?』

沙紀ちゃんは暗かった顔を明るくして笑顔で頷いてくれた。


私がいつ目覚めるか分からないから時々しか会えないけど仲良くなった。


沙紀ちゃん
「結雨ちゃん、沙紀、検査の時間だから行かなきゃ!」

『分かった。また今度ね?』

沙紀ちゃん
「うん!ばいばーい!」

また今度、ね…










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