近未来少年少女



外に出て五番街の家通りを歩いて行った
………


『別に送ってくれなくてもいーのに…。夜だから店通り行けば人居るし』


カオリが照れ隠しなのかブツブツ隣でぼやく


『ばーか、もしもって事があるだろ?それに危険な奴も少なからずこの世界には居るんだよ』


『ふーん♪』


ふーんって…

カオリはスキップをしながら俺の前を歩いていく


『ユウキ』

突然その足が止まった

『ん?』


『今日はありがとうね』

カオリがニコッと笑いながら言う


『それさっき聞いたよ』


『何回言ってもいいじゃん♪』


そう言うとカオリは再びスキップし始めた


< 138 / 599 >

この作品をシェア

pagetop