続*俺様王子とキケンな契約!?




「……何朝っぱらからニヤニヤしてんだ」



寝起きで少し気だるそうな聖があたしを見て言った。


「や、何でもないよ〜?」



渉からの置き手紙を後ろに隠すと聖は怪訝そうな顔をして近づいてきた。



「何だよソレ。何隠した」



「へっ?あ、ちょっと!」



隠したはずの手紙は簡単にバレ聖に取り上げられる…



一通り目を通した聖はニヤリとあたしを捉えた。



「へぇ、アイツいねぇの」



「そ、そうみたい…だね」



何となくキケンを察知してあたしは聖から少しずつ離れる。


だけど…



「つーことは、二人っきりってわけだ」



グイッとあたしの腕を引き寄せ顔を近づけてくる。


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