猫被り王子は私の彼氏!!♡








そろそろ優が来る時間。







なんだか緊張してきた‥て、




アイツに緊張してどうすんのよ!








カランカラン。







お客様が出入りしているという合図の

いつもの音が響いた。








ぱっと見ると、そこには優が

立ってキョロキョロしている。









おいでなすったか。。




私はすぐに接客をしに優に駆け寄った。










「お、いたいた。俺が来るからって

隠れてると思ったわー」









「なわけないでしょ!禁煙席で

いいよね?えっと、こっち‥」









「あ!もしかして舞ちゃんの彼氏さん

ですか?」







あ!咲さん!





「あ、はい。私の彼氏の‥」






「初めまして、いつも舞がお世話に

なってます。」








コイツかぶってきたな‥









ってあれ?咲さんの顔色が赤いのは

気のせい??







「やっぱり!舞ちゃんが言ってた通り

良い彼氏さんね!禁煙席でいいわよね?

こっちよ!」  








え‥接客は私が担当なのに‥







ま、いっか。







カランカラン









あ。次のお客さんの来店だ!











< 21 / 61 >

この作品をシェア

pagetop