猫被り王子は私の彼氏!!♡





キーンコーンカーンコーン…





バンッ





チャイム同時に私はドアを開け

なんとか遅刻を防げた。





カタン。




私はまた皆に笑顔を振りまいてる優を

無視して静かに席に座る。





はぁ。朝から走ったから疲れたぁ。



「おはよ。舞」




「うわ。びっくりした!

おはよ!紗耶香!」





ミゾグチ サヤカ
溝口 紗耶香。私の親友。

明るく見えるが結構サバサバしてる。




「あんたの彼氏。今日も眩しいくらい

キラキラしてるね。」



「おかげさまで…」





実は紗耶香も優の本当の顔を知っている。


長い付き合いだからねー




「うわ。見た?今あの女の子に優くん

頭なでなでしてたよ。」





「見たよ。もう日常茶飯事だから、

別にいちいち気にしないしー…」





うそ。ほんとは凄くやきもち妬いてる。



でもそんな事、優に伝えても

きっと何も変わらないから言わないけど。



     


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