ストロベリー・ラブ
「あの、、、撮影始めても、、、?」


申し訳なさそうに、スタッフの人が
あたし達に声を掛ける。


今は、再会を懐かしんでる場合じゃない。


そう思い
あたしは愛子から離れる。


そして、愛子の一言で
大人しくなった、我が儘モデルと目が合う。


お互いに、2人とも無言のまま見め合う。


非常に、気まずい。


愛子は、と言うと
カメラの前でポーズを決めている。


__カチャカチャ__


それに、カメラマンの人が
シャッターを押す。


「愛子さんと知り合いなの?」


冬華に尋ねられる。

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