いじわる執事とお嬢様。
その二人を見た瞬間、俺の鼓動が速くなる。


それは、仁と心愛だったから。


なんで…?




なんで、手を繋いでるんだよ。




「…お客様?」


俺の異変に気づいた店員を無視して
逃げるように店から出る。




…俺は、どうすればいいんだろう。


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