先輩が好きなんです。


「ごめんってば」


涼しい顔をしている先輩

別に痛くしてるわけじゃないけど、もう少し痛いそぶりをしてくれても…ね?





「もう!からかうなんてひどいです!」


先輩の顔を見上げ、キっと睨んだ



「はいはい、ほら」







といって、先輩は両手を広げた



えっと…これって…?








「な、なんですか?」




「ん?こないの?」


ニヤニヤしているぞこの人

やっぱりわたしが怖がってるの知ってるんだ…!




「べっ、別に怖いわけじゃないですからね!勘違いしないでくださいよ!」



そういい、わたしは先輩に包まれた

うぅ… この温かさは反則だぁ





「はーいはい、ツンデレちゃん」




< 182 / 199 >

この作品をシェア

pagetop