天国の貴方へ届けたい
聖也君はあたしの頭に手を置いた。




「そんな風に言う女滅多にいねぇな。それより友達に言った方がいいんじゃねぇか。心配してたぞ」




あ、そういえばここ3日間まともに和美と喋ってない。




凛華さんのことで頭いっぱいだったから和美に迷惑かけてしまった。




今すぐ話したいとこだけど授業始まっちゃうからまた昼に話そうかな。




「あ、授業始まっちゃうよ!ほらいこ!」




「は?おいそんな走るなよ…!」




あたしは聖也君の手を引っ張った。


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