天国の貴方へ届けたい

突然の事故

次の日。




あたしはケイが起きる前に早めに家を出た。




玄関で聖也君が待っていた。




「よう。わりぃ昨日帰ってからすぐ寝ちゃって連絡できなかった」





「あたしも言わないといけないことがあるんだけど…」




「何かあったのか」




「実はね…」




あたしは昨日あったことを話した。





――――……



「何で家なんかにあげるんだよ!」




あたしの話を聞いた聖也君はあたしの予想通り怒りだした。




「だって風邪引いてたしほっとけなくて…それに家にはお母さんと凛子がいたから

何もされてないよ」
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