<完>孤独な姫さんは世界一の総長 上
紀「・・オレンジ・オレ用意しといてね?」
辰「はぁ。何年たっても好きなものは変わらないんですね」
紀「・・そんな小さいころからだっけ?」
辰「初めて口にした時からだそうだよ。前、聞いたことある」
紀「へぇ~~。初耳~」
自分でも分からないのが他人に分かるってどうよ。
相手の観察力が良いか、私が自分を知ろうとしない馬鹿なのか。
和「・・・紀優、体育祭行かなくていいのか?」
あら、いつの間に特等席に座っている和。
相変わらず影が薄い。
紀「・・行く。んじゃ、辰喜また。」
辰「ん」
そう言って私はテントを出た。