リベンジ!〜大変身は、恋の始まり⁉︎〜



「つーかお前、何かあった?」


私の部屋の私のベッドだというのにそこで勝手に寝転がりながら健太はこっちをジーっと見てくる。


「何かあったって何よ?だいたいそこ、私のベッドなん」


「おばさん心配してたぞ、朝早くに出て行ったかと思ったらすっげー暗い感じで帰ってきたって」


健太は私が言いかけていた言葉を遮るようにそう言うと、呆れたようにはぁっと息を吐いた。



「…べ、別に暗くなんかないし!お母さんの思い過ごしなんじゃない?」


「まぁ俺も分かんねえけどさ。朝ごはんも食ってないってソワソワしてたから」



言いながら、ほんの少しだけ胸が痛んだ。


人一倍心配性な母のことだ。

もしかしたら私が帰ってきてからずっと。

いつもは必ず食べる朝ごはんを食べずにいたせいで、本当に心配させてしまっていたのかもしれない。


こんな娘でも、母は昔からすごく可愛がってきてくれていたし。

悪く言えば実際本当に甘やかされてきた。


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