リベンジ!〜大変身は、恋の始まり⁉︎〜



なんだかんだ言っても、健太はいつもこうだ。

昔から私を怒らせることが大得意だけど、ピンチの時に私を助けてくれるのは、いつも健太だった。


今だってそう。ひとりでウォーキングに行くと言ったはずなのに、どういうわけか健太は現れてくれて……。



「っていうかさ。私ひとりで行くって言ったのに、どうして来たの?」


「どうしてって?」


「うん。だってほら、健太が現れてくれるなんて思ってなかったから」


私がそう言うと、健太はうーんと眉をしかめながら頭を掻いた。

そして、何故か視線をそらされたかと思ったら。


「一応……あれだよ」


ボソッと小さな声が聞こえて。


「何?あれって」


私がそう聞き返すと、やや早口気味に健太は言った。


「だからー、お前みたいなやつでも一応女なんだから」


……?女…なんだから?
お前みたいなやつでも…?


「朝晩の一人歩きは危ないだろ」


「あっ…うん……」


「って思ったから……来てやっただけだよ」



健太はそう言うと、スタスタと先に歩き出していく。


結局、優しいんだ。


あんな風に言ってたくせに…こんなデブの幼なじみでも、ちゃんと女の子扱いしてくれている。


ふとそう感じた瞬間、私はなんだかすごく嬉しくなった。



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