クールで不器用な君。


その後、瑠璃は気持ち良さそうソファで寝ていた。





「........あれ?何で私はこんなところで寝てるの?」






俺が夕飯を作り始めていると、ようやく瑠璃は目覚めた。





「覚えてないの?」





「全く、記憶にごさまいません。それよりも....なんだか気持ち悪い....。」






すかさずコップに水を入れると、手渡す。





「はい。」





「ありがとう。」





「瑠璃さ、何か飲まなかった?」






「そういえば飲んだような....」





「あれ、お酒だから。」





「え?でも甘くてジュースみたいだったよ?」





「まぁ、酎ハイだし、ジュースみたいな味がしてもおかしくはないけどさ。気をつけナよ?」





「はーい。」




結局、俺得な出来事だったな。




瑠璃には言わないでおこう……。









「で、結局何があったの?」





「教えませーん。」




「なんでー?教えてよ~、気になる!」





「瑠璃があーんなことやこーんなことを_____。」





「え、なにそれ……どういうこと!?」





「これ以上は言わない。」






「藍くんの秘密主義者めっ………!」








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