クールで不器用な君。
急いで制服に着替え、荷物を持ってリビングに行くと、言っていた通りテーブルの上にトーストが置かれていた。
時間的に食べてる暇はない。
故にトーストは食べ歩き。
家を出るといつもは歩いていた登校時間を走って学校まで向かった。
教室に着いた頃には時間ぎりぎり。
歩ける範囲内でよかった………。
「七瀬くんおはよう。」
「っは…はよっ…。」
「大丈夫……?息荒いけど」
「だ、大丈夫。」
朝からこんなに走る羽目になるとは………。
これからは気を付けよう。