True Love
Only one of the family 2
そのまま
日向についていって着いたのは
日向の家だった
『どうして……?』
『ん?
樹の手術、成功祝い』
成功祝い?
『でも……わたし、お母さんにもなにも連絡してないし……』
『あぁ、それなら大丈夫。
とりあえず、早く入ろうぜ
さむいし……』
たしかに……
夜は昼と比べ物にならないくらい冷える
『……じゃあ、少しだけお邪魔します』
すこし遠慮がちにいったわたしに日向は
一瞬小さく笑った
そんなすがたでさへ、絵になっててとてもかっこいい。
『おじゃまします』
『おかえり~』
と、日向のいえからでてきたのは、なんと
『え!
お母さん!!!!どうして??』
『手術が無事に成功したお祝い。
それから、二人より、4人の方が楽しいじゃない』
そういってキッチンの方に消えていく
『な?心配ないっていっただろ?
おれ、荷物、部屋に置きに行くから、結奈のも貸して。』
というと、私の鞄をもって日向は2階へあがっていった。
そんな後ろ姿を見ていると
『ゆーいーなーちゃーんっ』
ぎゅーっ
『きゃっ!!!!
あ、おばさんっ
お邪魔してます』
『いいのいいの!
結奈ちゃんきてくれてすごく嬉しいんだからっ
さっ!!!!いきましょっ』
私は、そのままおばさんと一緒にリビングまで移動した