不良軍団は私の虜!?
そんな心配をしていると、チャラい人(肩に手を回してきた人)が話しかけてきた。


「朱梨ちゃん、荷物持つよ。重いでしょ?」

「え、いや、大丈夫!これぐらい平気だよ〜!」

「いいから、貸して?女の子に荷物もたせるなんて、男としてなってないよ?」


そう言って、私の荷物をひょいっと肩にかけて持ってくれた。


「あ、ありがとう…。」

「タクちゃんばっかずーるーいー!じゃあ、僕はあーちゃんと手繋ぐ〜♪」


自然に手を取る可愛い子。

甘え上手なんだなぁ…。

ていうか、手繋ぐの恥ずかしい…。


「俺も手繋ぐ〜♪」

「え、えぇ?!」


私は2人に挟まれて寮に向かうことになった…。
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