不良軍団は私の虜!?
「ぷっ…お前、噛んでやんの!!!」


ぷっと吹き出して笑い出す野上くん。

怖い顔してるくせに、笑ったらめちゃくちゃかっこいい顔してる。

それは失礼か。


「よ、よろしくね。」


言い直した私は席についた。

さっきよりも座高が低くなった気がする…。


「あーちゃん、改めてよろしくね〜♪」

「う、うん…。」


あきくんが可愛く挨拶してくれたけど、私のテンションは下がったよ…。

そんな落ち込んでる私をよそに、和田瀬くんが思い出したかのように"あっ"と言った。
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