不良軍団は私の虜!?
「布団ならあるぞ。」


今まで黙っていた神田くんが口を開いた。

布団って、神田くんがねるやつじゃないのかな?


「余分に一枚敷布団がある。それ使うか?」

「…本当?」


神田くんが神様に見える、後光がさしてる。


「だいちゃんいっけめーん♪」

「茶化すな、拓真。布団、部屋に持って行く。」


そう言いながら立ち上がった神田くんは、自分の部屋へと向かっていった。

私も部屋に行かなきゃ!


「じゃあ、みんな、これからよろしくしてください。部屋戻るね!」


言い残しをして、私も部屋に向かう。

その後ろで、4人がこそこそ何か話をしていた。

それを気にせず、私は階段を上っていった。
< 31 / 32 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop