浅葱色に射す一筋の泪
晋作「ゲラゲラゲラゲラ。
俺は本気でお前を殴れるっっっ!!!」
土方「俺も殴れるか?」
晋作「容易い事だ………」
優輝菜「痛い痛い痛い痛い痛い痛い!
義経………。貴様ぁ〜〜〜〜!!!」
晋作「弁慶……。頭を使うんだ……」
優輝菜「貴様の頭を三条河原に晒してやる!」
晋作「もう晒された。今俺の首は神奈川にある」
優輝菜「…………………。晋作の首だ。馬鹿タレ」
晋作「俺は死なない」
優輝菜「龍神に歯向かうなど……本当に無茶をする奴だ……」
晋作「お前に負けるわけないだろ」
平助「多分、本気で怒らせたら晋作は優輝菜に勝てない」
翔「素手では負けるだろうな……」
土方「多分な……」
坂本「ほんまかぇ!」
優輝菜「さぁ…………」
麻呂「晋作……俺は何度も投げられた」
晋作「それは宜しゅう御座いました」
……………………………………
「伊藤様、お客様がお見えで御座います」
麻呂「ん……。今行く」
「いえ……。此方に御座います。お通しして宜しいでしょうか……」
麻呂「武器は外させろ」
「はい。大丈夫かと思いますが……」
ザワザワザワザワザワザワ
麻呂「官僚か………?」
スーーーーーー
全「っっっ!!!」
一橋慶喜と松平容保………
優輝菜「慶喜っっっ!!!」
慶喜「久しいな……。十数年ぶりだが……元気そうだな………」
松平容保「新選組が生き残るなど誰が想像した……」
全員一斉に頭を畳に付ける
優輝菜「もうただの公家だろ……」
慶喜も容保も政治には参加しないと辞退し、公家となったのだ………
近藤「頭を下げんかっっっ!!!」
慶喜「皆、頭を上げろ。俺はもう一般市民だ」
優輝菜「貴族だろっっっ!!!」
土方「だとしても、徳川将軍であり、俺らの頭だった容保公だっっっ!!!」
慶喜「新選組は相変わらず忠義を通すな……」クスッ!
容保「今宵は労いに来たんだ。無礼講だっっっ!!!」
しっかし2人が揃うと【気】が違うな。
坂本「おまんが政権を取るべきだったんじゃ」
慶喜「それじゃあ…日本は変わらないんだ……」
と、坂本の隣に座った慶喜と容保。
優輝菜は徳利を持って慶喜の前に座った
優輝菜「遠い所、わざわざお越し頂き、恐縮です。 しかし、幹部の指揮は凄く上がりました」
慶喜「そうか……。来た甲斐があった」
みんな徳利を持って慶喜達の前に座る