浅葱色に射す一筋の泪
優輝菜「マジっすかっっっ!!!
寝ている間にどんどん進んでるって言うね………」
土方「海軍は大丈夫だ………」
優輝菜「知ってます。海軍はメッサ強いからね。
て、ゆ〜か、東郷平八郎は、明治のレジェンドだからね?仏だよ。仏………。」
平助「そんな凄い奴なのか………」
優輝菜「日清戦争でも、日露戦争でも、東郷平八郎は仏の域だからね?」
土方「自分のことの様に話すな」
優輝菜「海軍と言ったら東郷平八郎。
陸軍は歳さんと晋作。
まぁ、晋作も海軍での戦闘のが強いと言うか……、晋作自身の仲間からの信頼が歳さん同様、尋常じゃ無いからね……」
土方「陸軍の指揮を俺と高杉がやるんだ。間違いないな………」
近藤「ゴホッ!ゴホッ! 俺もいる」
優輝菜「近藤さんは新選組の顔ですからね?あなたはドッシリ構えて貰わないと困ります」
近藤「蚊帳の外か………。俺は……」
優輝菜「寧ろ中心ですが………?
良いですか?新選組にとって、近藤勇と言う人物は、総理大臣と同じ。
あなたの一言で全てが覆る………。
組織の長なんですからね?分かりましたか? 近藤さんが王なら山南さんは角。
土方が飛車。最前列に平隊士が列を連ね、飛車、角があり、桂馬や金、銀が幹部。命がけであなたを守る。分かりますか?」
全「……………………………。」
優輝菜「え……。何?」
晋作「例えが良い」
優輝菜「だろ?」
総司「私は何でしょうね……」
優輝菜「金じゃね?」
左之「俺は?」
優輝菜「え……。全員言わせるつもり?
どうでも良いんだけど……。近藤さんがどれだけ大事か言いたかっただけだから………」
新八「知りたいよなぁ……」
平助「俺は桂馬か銀だろ」
優輝菜「香かもよ?良くチマチマ動いてるから。新八も金。銀は一と左之。
武田さんは……?なんだろうね?
女(にょ)とか?」
全「ねぇ〜〜〜〜〜〜よっっっ!!!」
優輝菜「釜とか?」
翔「伝わんねぇだろ………」
武田「清軍と共に沈めてやるっっっ!!!」
優輝菜「それか釜に入れて焼かれるか……」
陸「真面目に考えるのやめてくれません?」
優輝菜「……………………………。
同性愛が分からん………」
翔「お前は知らなくて良い………」
陸「世の中、知らなくて良いことも沢山あるんです」
優輝菜「……………………………。
歳は武田に狙われてたがな………」
土方「止めろっっっ!!!」
優輝菜「武田さん。何土方見てモジモジしてるんですかっっっ!!!」
武田「土方と一度ゆっくり酒を呑みたいもんだ……」
土方「……………………………。
さ。続きだが………。
俺と高杉の指揮は絶対だ!良いな?
特に優輝菜………」
優輝菜「大丈夫大丈夫。国絡みの戦で勝手な行動が出来るわけねぇだろ!!!」
土方「分かってれば良い。今日は戦に備えろ。飲み過ぎんなよ!!!」