浅葱色に射す一筋の泪




土方と総司が手を伸ばした時………


連合と共に子供達も消えた………


全「っっっ!!!」


土方と総司は円の中に入るが……何も起きない………


優輝菜と優衣は放心状態………


土方「クソッ!」


左之「どうすんだっっっ!!!」


総司「優衣っっっ!!!」


土方「優輝菜………」


優衣と優輝菜は震えてる………


土方「…………………。どうしたら…」


優輝菜と優衣は抱き合って泣いている


近藤「未来に行ったんだろう………。

一月後は……全員集めておこう」


土方・総司「…………………………。」


一「いなくなる日はいつも満月です」



ーーーーーーーーーーーー




土方「……………………………。」

黙って優輝菜を抱き締める土方。


総司も優衣を抱き締める


土方「陸が……父上と母上を探し出してくれりゃ〜〜良いがな……」


優衣「族の抗争に巻き込まれたら……」


翔「陸が守るだろ」


優輝菜「それより怖いのは、身元の無い子供達が世間にバレた時……。

陸達は捕まるし、子供達は施設に預けられる」


全「……………………………。」


優衣「うぅ……。うわぁ〜〜〜!!!」


優衣が泣き出すと、優輝菜もまた泣き出す


優輝菜「凛………。守って…………」


祈るような気持ちで子供達を想う


土方「祈るしか出来ないなんて……」


総司「誠と愛優はまだ幼い……。
泣いてる……………………………。」


優衣「総司ぃ〜〜〜〜〜〜………」


総司「……………………………。
子供達を信じるしかない…………」


土方「優愛と勇司ならともかく……歳輝は……泣いてんだろうな……」


優輝菜「……………………………。」


土方「末っ子だからな………」





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