浅葱色に射す一筋の泪




優愛「みんな男の人は同じ髪型だね…」


勇司「そんな俺も同じだがな……」


歳輝「髪洗うのも楽だしな………」


学校からの帰り道。行き交う人の髪が皆同じで笑ってしまう子供達。


優愛「禿げてる人は可哀想だね……」


勇司「それでも真似てるから笑える」


優愛「立たせる髪も無いじゃない」


歳輝「言ってくれるな……。可哀想だろ」


勇司「あぁはなりたくない」


歳輝「だな………」




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一月後

また、十名の仲間が去った


そして、帰って来たのが薬や糸や針、消毒液、手紙、洋服、テント、タープ、BBQセット、焼肉のタレ、紙皿、割り箸など、リュックと共に現れた


優輝菜「……………………………。
やってくれるね〜〜〜〜〜〜………」


土方「親とは有難い存在だな………」


優輝菜「本当にね………。来月は私も送ろう………。」


リュックの中にはデジカメ十五台とメモリーカード。大量の電池が入っていた………


土方は幹部全員に渡し、慶喜や坂本、晋作にもあげた


手紙には、近況が書いてある。


陸と凛と住み始めた事………。


たまに族仲間がご飯を食べに来ること。


また大量に送られた睡眠薬。


優輝菜は一錠も飲んでない。 いざという時使えないと困るからだ。


いざと言う時……。それは……怪我をした隊士達が縫わなければならなくなった時、睡眠薬を使おうとしているからだ。




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次の休みに二家族は川にキャンプに来ていた。


山の方まで行き、誰も来そうも無い場所に………。


テントを張って窯を作り、優輝菜と優衣はBBQの準備を始めた


土方と総司は子供達と川へ………



……………………………………




BBQもうまく行き、超楽しかった。


優輝菜「今度は庭でBBQしよう!!!」


優衣「楽しもうっっっ!!!」


愛優「平助君も、お肉いっぱい食べたら大きくなれる?」


総司「どうかな……。残念ながら平助はもう大人なんだ……」


優衣「茂は大きくなるよ〜〜〜!!!」


愛優「茂君はもう大きいよ……」


優衣「いや……あれはまだまだでかくなる」


土方「あれ以上か?島田位デカくなるのか……」


優輝菜「左之もデカイからね〜〜〜…」





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