月下美人ー親友以上恋人未満は、運命じゃない二人ー【完】
「涼音、バスケ部?」
「わかるの? 逢ったことあるっけ?」
青葉中と高河中は隣り合う別の市と町の中学校だが、位置的には隣になる。
学校の距離も近い。
ならば、試合会場で顔を合わせたことがあるのかもしれない。
「ううん。それ」
麗音は否定し、涼音のスクール鞄を、懐中電灯で照らす。
そこにはテニスボールサイズのバスケのマスコットや、今人気のバスケ漫画のキャラクターがぶら下がっている。
……そうだね。