月下美人ー親友以上恋人未満は、運命じゃない二人ー【完】
6 麗音の最悪


「俺、兄貴がいるんだ」
 



麗音とやってきたのは、電車で三十分ほどの遊園地。



麗音の希望で、そういうレジャー施設は学校行事以外で行ったことがないから行ってみたいということだった。
 



涼音が本屋さんでもらった優待券の中にちょうどこの施設があったので、提案したら即決だった。




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