月下美人ー親友以上恋人未満は、運命じゃない二人ー【完】
涼音がテーブルの上に両手を載せ、手のひらを上に向けた。
麗音は一瞬戸惑ったが、素直に両手を出す。
涼音はその手を包んだ。
「私も考える」
「え……」
「麗音が私にしてくれたみたいに、私はすぐに解決策を考えられなかったけど……でも、私も一緒に考えてく。
麗音には悪いけど私に言わせれば、私は麗音の家族も、お兄さんも知ったこっちゃない。
話に出てきた中で大事なのは、麗音だけだから」
大事だから、麗音のことを考えて、どうにかしたいんだ。