月下美人ー親友以上恋人未満は、運命じゃない二人ー【完】


涼音の目の前に一人の男が廻り込んで来た。



え。……おねーさん? って自分のことですか?




「ひとり? 俺らと遊びません?」
 



その男――高校生くらいだろうか。



格好には割と清潔感があるが、表情がちゃらい。




「え、私?」
 



涼音はびっくりだ。



何で自分に声がかけられるんだろう。



知り合いだったっけ?




「うん。おねーさんだよ」




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