月下美人ー親友以上恋人未満は、運命じゃない二人ー【完】
こっちは波間多透。たぶん挨拶してないだろ。お前、涼音の彼氏?」
「ではないよ。よく言われるけど、ほんと友達」
涼音が手をはたはたと振って否定する。
そろそろ慣れてきたが疲れてもきた。
……そうか、慣れると疲れるのか。
「でも休みにデートするくらい仲いいんだ?」
「あ、仲はいいよ。麗音といると楽しいし。そっちは? まさか二人?」
あっさり肯定と否定をされ、一叶は三度瞬いた。