月下美人ー親友以上恋人未満は、運命じゃない二人ー【完】
「うん。ほんとごめん。涼音離れ出来たと思ってたんだけど、やっぱり涼音に甘え過ぎてるよな」
多透はしゅんとしおれる。
一叶に怒られたことも、非は自分にあると認めているようだ。
(ああ……そうだな、いっと)
多透はちゃんと自覚していて、自分でどうにかしようと頑張っている。
なら涼音がするのは、ここで突き放すことでも、甘えを許すことでもないはずだ。
「謝るんなら麗音に謝って。気にするなって言っといたけど、急に嫌われてびっくりしてたから」