月下美人ー親友以上恋人未満は、運命じゃない二人ー【完】
涼音の返しに、空緒は机の上で手を組み、目を閉じた。
「……麗音に近づかないでください、とお願いするつもりでした」
「……何でですか?」
友達であることを否定されたようで、思わず声が尖る。
空緒は、違いますよ、と訂正するような柔らかい声で続けた。
「あなたがいい子だからです」
「……」
それはどういう理由なのだろうか。
繋がり方がわからなくてきょとんとしていると、空緒が補う。