月下美人ー親友以上恋人未満は、運命じゃない二人ー【完】
生まれつき、というものなのだろう。
青年にはどうしようもないもの。
でもどうにかしようと、頑張って歩いている。
――麗音も。
「……ありがとう。ちゃんと、お礼させてください」
「えっ、別にいいですよ。私らもここの勉強していくつもりだったんで、ついでです」
「でも……」
「このくらいでお礼するって律儀過ぎですよ。
むしろ、ちゃんと休んで倒れないでいてくれた方が嬉しいですから」