五つの顔を持つ私
「あ!」
突然みすずが声を上げた。
「麗、新しい情報が入った。全国No.1の龍神が今日毒牙に攻められるそうよ。ちなみに毒牙とは汚いことばかりしている族」
ふぅ~ん。
「おもしろそうじゃん」
「どうする?麗。見に行く?」
んなの決まってんじゃん。
「…(ニヤッ)」
「フッ。麗ならそうすると思ってたわ」
私は無言で立ち上がる。
「楽しみ~♡」
「みずき、ケンカしに行くんじゃないんだよ。今日はあくまで見学なんだから。見つかっちゃダメなんだよ。分かってる?」
「わかってるわよ」
「…はぁ…ダメだこりゃ…。先が思いやられる…」
「大丈夫だってぇ~。まったくみすずは心配性なんだから♪」
「みずき、変装してね」
「はいは~い、了解!!」
一瞬でどこの誰かわからない女性になった。
これなら大丈夫そうだ。
六人でバイクに飛び乗り、発進する。
ちなみにゆかのバイクは黒のボディにピンクの龍が描かれている。反対側には「聖龍副総長」の文字。
つかさのバイクは、黒いボディに白いタイガーが描かれている。
自分でデザインしたんだそう。
反対側には「聖龍幹部」の文字。
その下には「司(つかさ)どる」と、白のペイントで書かれている。
これは幹部の誰かがいたずらしたもの。
きらのバイクは黒いボディに黄色い稲妻が光っている。
その反対側には「聖龍幹部」の文字。
みずきのバイクはピンクのボディに「聖龍幹部」の文字と「華龍LOVE」の文字。
みすずのバイクはピンクのボディに「聖龍幹部」と「美龍LOVE」の文字。
みんなそれぞれお気に入りのバイク。